回顧録
若乃花と貴乃花
お相撲さんには現在２匹のドーベルマンがいる。若乃花と貴乃花である。どちらもお相撲さんがサモナーになるまで活躍してくれた。特にサバクでは何度もバシリスクを退治したものだった。また、DKにも何度か遭ったが、そこそこ強くなってからだったので、殺されることはなかった。
この二匹以前にもビーグルの「小結」やシェパードの「関脇」、ドーベルマンの「横綱」がいたが、いつの間にかいなくなっていた。
ちなみに当時はまだ犬の立場はかなり弱いものであった。例えば、死んでから消えるまでの時間は短かったし、犬を殺した人にはなんのペナルティーもなかった。そのため、高レベルの犬は育ちにくい状況であった。
そんな中、若貴はDKに殺されることもなく、すくすくと成長していった。
ところが、ある日、不幸が起きた。お相撲さんがしつけと称して若乃花をぽこんと叩いたその時、当時の仕様で若乃花は野生化してしまったのだった。これにはたいそう悲しんだ。しかし、運良くLv20の名なしドーベルマンを１０ｋで売ってくれる人がいたので、これを買い、再び若乃花と名付けたのだった。そう、若乃花は二代目なのである。
今思い出すと、他にもさらに「曙」と「武蔵丸」がいた。曙の方は確か消滅しまったが、武蔵丸の方は、偶然にも同名のナイト殿がいたので、うれしくなってもらってもらったのだった。
今では犬を殺すとペナルティーがあること、バグベアーを召還するよりも犬の方がアイテムを収集し易いこと等からたまに若貴を連れて狩りに行くこともある。今でも心強いペットである。
つづく
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