回顧録
お相撲さん誕生
ある日、とてもヒマになったので、兄弟と一緒に遊ぼうと思ってリネージュをやってみることにした。とりあえずインストールしてゲームをはじめる。まず職業を決める。エルフとナイトはこの前みたし、全部の魔法がつかえるというので、魔法使いを選ぶことにした。次にパラメータ。当時は最初に決める数値がまだサイコロを振って決めるものだったが、とりあえず始められればいいと思いつつ、すこし欲を出して妥当な値がでるまで振りつづけた。犬は２匹連れて行けるほうがいいな〜とかＭＰは多いほうがいいな〜とかその程度の気持ちで、とりあえず妥協できる値が出たところで次に名前を決めた。
こういうゲームにつける名前は横文字のカッコイイ名前とかもいいのだが、自分的には個性が光る名前の方が好きだったので、考えたあげく「お相撲さん」に決定。なぜこれにしたかというと、まず魔法使いの容姿がどうみてもスリムだったこと。そして力も弱そうだったこと。これらのイメージとは正反対の名前はインパクトも強く、個性が光っていると思ったからだ（ちなみにこの時はまだバグベアーの存在は知らなかった）。こうして魔法使いのお相撲さんが誕生した。
当時はまだ歌う島はなく、話せる島からスタートだった。とりあえず教わったとおりに訓練所へ向かい、木偶を斬りまくった。一回木偶をクリックしたままチャットスペースまでカーソルを下ろしてオートマチック化することは教わっていたので楽だった。しかし、訓練といってもただオートマチックに木偶を斬っているところを見ているのはたいそうヒマで、どうせならみんなＬＶ４からはじめりゃいいのに〜と思ったのだった。
そんなこんなでＬｖ５まで上げたかどうかは定かではないが、適当なところで訓練所を出た。こうしてようやくお相撲さんの冒険がはじまったのだった。
つづく
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