回顧録
リネージュとの遭遇
リネージュに遭遇したのは丁度リネーージュのＪＰサーバーが韓国にできた頃だった。兄弟が友達から紹介されてやっていたネットゲームをやっていて、それをみたのだ。初めて見た光景は、なにやらエルフがでっかい木のモンスターを素手で殴っているところだった。きくところによるとどうやらこの木のモンスターは味方らしい。でも味方なのになんでなぐってるんだろう？と思い、正直、「なんちゅうゲームだ！」と思った。当時はまだモンスターの名前やセリフは英語で、殴るたびに「ent」が何か言ってるのだが、アイテムの名前を知らなかったため意味がよくわからず、ただただエルフが木を殴っているのを見ていたのだった。
しばらくして、今度はエルフが弓を装備し、小さいきのこをやっつけていた。なんとかjuiceとか言うものを集めるためだとのことだった。ところがこれが他の人も狙っているためなかなか集らないらしく、きのこをやっとみつけてはたおしていたようだった。
ようやくそれが終わったと思ったら、今度はクモの化身みたいなモンスターを素手で殴っていた。「また殴ってるよ！なんでアイテムをもらうのにいちいち殴らなきゃならんのだ？」と心からそう思ったのだった。そうしてこのゲームはとりあえず味方のモンスターを殴っていくゲームだという印象を得たのだった。
その後数日して、またゲームをやっているのをのぞいてみると、今度はナイトが犬を連れていた。ナイトがモンスターに追われているが、そのモンスターは後ろから犬に噛み付かれている。話をきくと犬を使ってレベルアップしているとのことだった。「そうか、このゲームは犬を育てるゲームだったのか！」と思った。こうしてこのゲームは実は犬を育てるゲームなんだという印象も得たのだった。
味方を殴ってアイテムをゲットし、犬を育てる、そんなゲームはある意味かなり斬新だったが、とても面白そうにはみえなかった。なので自分がやってみようとは思わなかった。
つづく
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